(2011/06/14 1.1版)
Android用アプリ「10Kすぷりったー」を公開しました。
数字を万進法(万、億、兆…)表記に変換する電卓アプリです。マッシュルームにも対応しています。
アプリは、「https://market.android.com/details?id=net.kisato.tenthousplitter」からインストールできます。
概要
「1200000000000」や「1,200,000,000,000」といった数字、具体的にどのぐらいの大きさかピンと来ないですよね。
前者は数字のベタ書き、後者の3桁区切りは1000単位で単位を区切っている行う欧米的な表記方法です。
会計関係の資料では後者の表記をよく見かけます。
本アプリは、こういった数字を4桁区切りの万進法単位表記(万、億、兆……)に変換します。
例えば先ほどの「1200000000000」に対して使うと「12兆」となります。
「1200000000000ではよくわからないけど、12兆なら何となくわかる」という感じで、見慣れた単位へ置き換えることで規模感がわかるようになります。
使い方
「Simeji」やマッシュルーム起動アプリなど、マッシュルームに対応したアプリから本アプリを呼び出します。
呼び出し方に応じて、以下の2通りの処理を行います。
1. マッシュルームアプリとして、数字を添えて呼び出した場合
渡された数字を万進法表記に変換して、結果を呼び出し元アプリへ返します。
渡された数字が正常値の場合は、数字入力画面は表示されません。異常値(正確にはアプリが解釈できなかった文字列)の場合は、数字入力画面を表示します。
2. マッシュルームアプリとして、数字を添えずに呼び出した場合
本アプリの数字入力画面が表示されます。
画面表示時の入力欄は通常空欄です。但し「数字を添えて呼び出した場合」で「その数字の変換に失敗した場合」は、呼び出した時の文字列が初期設定されます。
入力欄に数字を入れると、その下のテキストボックスに変換結果が表示されます。入力を完了して[OK]ボタンを押すと、結果が呼び出し元アプリへ返されます。
2. 通常アプリとして実行した場合
本アプリの数字入力画面が表示されます。
入力欄に数字を入れると、その下のテキストボックスに変換結果が表示されます。入力を完了して[クリップボードへコピー]ボタンを押すと、結果がクリップボードへコピーされます。
マッシュルームアプリとして使用する場合の補足
Simejiで数字を入力した場合は、通常のひらがなや英字と違って「変換待ち状態」がないため、本アプリへ入力値を直接渡すことができません。(たぶん)
起動アプリ経由などでアプリ呼び出し時に引数を設定できる場合は、数字を添えて本アプリを起動することで「数字を添えた場合の動作」になります。
例えば、「マッシュドアー」というアプリで引数ダイアログから数字を与えて本アプリを起動すると、入力画面をスキップして結果を得ることができます。
その他
- アプリ名の「10K」の由来は、万進法(あるいは四桁法)の1単位である「10000」を「10×1000」→「10K」と省略したものです。アプリ名全体としては「10000区切りに分割するよー」という意味です。
- パッケージ名は「net.kisato.tenthousplitter」です。「tenthousplitter」は「ten thousands splitter」の略です。英語として間違っている可能性大です。すいません。
- 実用性はありませんが、最上位の「無量大数(10の68乗)」まで対応しています。無量大数以上の単位は定義されていないため、無量大数の位が9999を越える場合は「10000無量大数」のように10000以上の数字をそのまま使用します。
今後の予定
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現在はマッシュルームとしての実装のみですが、単独起動アプリとしても使えるように拡張する予定です。0.4版で対応しました。 - 「『1,200,000,000,000』から『12兆』に変換できるなら、逆もできたほうがいいよね」と思うので、逆変換する機能を追加する予定です。ただそれは「すぷりったー」ではないので、このアプリに含めるか、別アプリにするかは今後検討します。
変更履歴
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1.1版(2011/06/14)
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小数部の漢字単位表記に対応しました。
設定画面の「小数部の単位」を「割,分,厘…」もしくは「分,厘,毛…」に変更することで、小数部が漢字単位表記に変更されます。また、「使用しない」に変更することで従来の数字表記に戻ります。
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小数部の漢字単位表記に対応しました。
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1.0版(2011/03/26)
- Simeji等から引数(数字)を指定せずに10Kすぷりったーを実行した際、クリップボードが数字であれば引用するように変更しました。
- 「フォーマット」を「3桁カンマ区切り」にした状態で末尾に小数点を入力して「OK」や「クリップボードへコピー」を押すと異常終了する不具合を修正しました。
- 微妙に英語対応しました。
- 「0.9」の次を「0.10」と「1.0」のどちらにするか悩んだ末、「1.0」とすることにしました。
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0.9版(2011/03/15)
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3桁カンマ区切りで数値を返す設定を追加しました。
MENUキーを押して「フォーマット」を「3桁カンマ区切り」に変更することで、結果が万進法から3桁カンマ区切りに変更されます。
なお、マッシュルームでの利用時に意図しない結果が返されることを避けるため、Simeji等から直接数値を渡した場合は「フォーマット」の設定によらず必ず万進法で返されます。
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3桁カンマ区切りで数値を返す設定を追加しました。
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0.8版(2011/01/04)
- 「じょ」(10の24乗)が表示できない環境用に、代替漢字「杼」へ変更するための設定項目を追加しました。
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0.7版(2010/12/30)
- 横画面表示に対応しました。
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0.6版(2010/12/29)
- 四則演算機能を追加しました。また、本機能に合わせて入力方法を変更しました。
- ヘルプページへのリンクをメニュー内へ移動しました。
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0.5版(2010/12/20)
- 画面に表示される変換結果のテキストを上下スクロール可能に変更しました。
- 通常アプリの起動時にIMEがアクティブになるように変更しました。(参考:youtenさんの「Marketへのキーワード検索直通アプリSearch Marketリリース」)
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0.4.1版(2010/12/23)
- 最下位桁が「0000」の時にその上の桁の単位が正しく表示されない不具合を修正しました。
- 10000無量大数を越えた際、無量大数の位に含まれる「”0″」が欠ける場合がある不具合を修正しました。
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0.4版(2010/12/20)
- アプリ単体での起動を可能にしました。アプリ単体で使用する場合は、結果をクリップボードにコピーすることができます。
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0.3版(2010/12/19)
- 変換結果をリアルタイムに画面へ表示するように変更しました。またこれに合わせて、変換結果の確認用に表示していた確認ダイアログを廃止しました。
- SDカードへのインストールに対応しました。(OS 2.2以上のみ)
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0.2版(2010/12/19)
- 忘れました(つд・)
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0.1版(2010/12/18)
- 初版。
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