HTML5カンファレンス2013 オープニングセッション の参加メモ #html5j

2013/11/30に開催されたHTML5カンファレンス2013(http://events.html5j.org/conference/2013/11/)に行ってきたので、備忘がてらセッションのメモを。

ホントにメモです。

このエントリはオープニングセッションのメモ。

オープニングセッション

白石さんの前置き

何を話すか、及川さんと話した。
Webを広く浅く眺めてみた感じ、Web技術が深まり、広がってきたのではないか。
この一年間にどれだけ深まり広まったかについてお話ししていきたい。

事前にお伝えしているのでサプライズではないが、慶應の村井先生に来てもらった。

村井先生の話

若い人が「ソフトウェアを作る」と言うことで集まっているのはすごくいいと思う。

昨日IPミーティングの懇親会に行ったが、1000人ぐらい来ていて、みんな知っている顔だった。(人の移り変わりがない、ずっと同じ人が関わっている)

医療、農業、教育……すべての既得権が宿る場所で(←これ印象的なフレーズ)ICTは貢献する。

2006年にアメリカが中国に利用者数を抜かれた。
ただ、マーケットだけ見ればいいというものではない。

インターネットの普及率は中国はまだ低いが、時間の問題。

インターネットの歴史。
1969年のARPAnet、UNIX。
1993年の商用化、ISP商用サービス。
2000年の2000年問題、2001年のアメリカ同時多発テロ。

今はインターネットは当たり前で、全ての人が使うという前提で話さないと行けない。

グローバル、ローカル、ソーシャル、パーソナル、モバイル、双方向、Evidence Based Society。

世界最先端IT国家創造宣言(案)というのがある。
今年、1つだけ変わったことがあって、今回は閣議で決定された。
これは大きくて、皆が同じ方向を向いて動きやすい。

文部科学省だけは変。
独自のOSを作って、とかやっている。

160枚の資料は無謀だった。

7年先の目標。
さっきのIT戦略では2020年が目標。
7年先に何ができるかは、「15年先に何をやりたいか」からわかる。
皆さんも「2020年目標」を立ててほしい。

及川さんの話

去年〜今年で何があったかということ、その先というところを話す。
「深まり、広がる Web技術」。

いろいろな展示会へ行ったが、そこかしこでHTML5──最近はWeb技術という表現を取るが──がわかってきた。

手前味噌(及川さんはGoogleの人)だが、ChromeのレンダリングエンジンをWebKitからBlinkにブランチした。

Blinkのコントリビュータを集めたBlinkOnというイベントを開いた。
出席者の半分はGoogle社員だが、あとは外部の人で、そういうところからも「深まり、広まる」ということを感じた。

新しいAPIやスタイル。

Web AudioやWeb MIDI。
MIDIはChromeのMac版では使えるようになっていて、他のプラットフォームへも展開しようとしている。
リアルタイムのコミュニーケーションは数年前はローレベルのところで夢だったが、カメラやマイク、呼制御も含めてWebでできるようになってきた。(←WebRTC)

writing-modeはCSSのスタイルの一つだが、これも使えるようになってきている。

機能。

Webでできないことはたくさんあり、それはまだまだ続く。
一方で使い勝手、これは単に使えるということでなく使い勝手のことだが、それがよくなければならない。
タブレットなどでも使いやすい、セキュリティを保障しつつユーザに使いにくいと思わせない、といったことが求められる。

開発生産性。
これを解決する1つがWeb Components。
Web Componentsはいくつかの技術が組み合わさったもので、去年はShadow DOMしかなかったが今は増えた。

Web ComponentsとWeb Audioをくみあわせたものが、webaudio-controls。
githubで公開されている。

(ちゃんと確認してないけどたぶんこれ)
https://github.com/g200kg/webaudio-controls

コンポーネント化した機能を簡単に使える。

DOM Promises。
Javaでいうtry-catchのようなものがJavaScriptでできるようになる。
ECMAScript 6で導入される予定だが、Blinkでは使えるようになっている。

モバイル。
根拠となるデータもあるが、それを以て語るまでもなくモバイルが必要ということはわかっている。
メール等はまだPCからのアクセスの方が多いが、これはWebが解決しなければならない何らかの問題があると言うことである。

モバイルは単なる別デバイスではなくベンチマークと捉えられる。

当初のWebはデスクトップ、横型のディスプレイとマウスとキーボードがあって、タッチだったり入力だったりした。
これがモバイルに来ると、例えばhover(マウスオーバーで変化させるアレ。タッチパネルでhoverとかねーよ)とかは通用しなくなる。
モバイルはテクノロジデザインを新たに考えるきっかけとなっている。

Webのモバイル対応は、ゲーム界隈を中心としてWebかネイティブかというところで話されているが、本質はそこを越えたところにある。

白石さんの話

カンファレンス(本編)では話せないコミュニティの話について。

html5j。
去年まではhtml5j.orgだったが.orgを取った。

html5jのビジョンは「世界一Web技術者コミュニティが活発な国、日本」。

html5jメーリングリストの登録者数はこの一年で1000人増えて5000から6000人に増えた。
HTML5カンファレンスの参加者は1000人から2000人へ。
今回のHTML5カンファレンスは総務省も参加している。

<htmlday>(2013/6/8に開催したイベント。http://www.htmlday.jp/)は参加イベント数が32、延べ参加者数が1555人。

html5jの部活動。味見部とかえんぷら部とかetc.。

さらなる深さと広がりへ。

これは単なる与太話。
今年の4月は無収入で道に迷っていた。
コミュニティでは食えない。どうしようか。
毎日MLへHTML5の最新技術の投稿を行っていたが、MLで相談して非常に多くのコメントをもらった。

2013年8月30日に、一般社団法人日本オープン・ウェブ・アソシエーション(JOWA)を設立した。

前回のカンファレンスで、白石さんは「このイベントは通過点」と話した。
このイベントもまだまだ通過点。
このイベントを通じて日本の技術者がレベルアップすることが目標に繋がる。

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